マチュア無線の手続きと、残された無線機のこと|ご家族が亡くなられた方へ
こんにちは。アマチュア無線機買取専門店 長戸無線 の長尾です。
ご家族が亡くなられたあと、遺品の中から無線機やアンテナ、「無線局免許状」と書かれた書類が出てきて、「これは何か手続きが必要なの?」と戸惑われる方は少なくありません。
ただでさえ、片付けや手続きでお疲れのことと思います。このページでは、やることをできるだけ少なく、順番にまとめました。 必要なところだけ読んでいただければ大丈夫です。
まず確認するのは「期限」だけです
アマチュア無線を始めるには、国から「無線局の免許」をもらいます。この免許には5年の期限があります。
手続きが必要かどうかは、この期限で決まります。
- 期限がもう切れている → 手続きは必要ありません。 免許はすでに自動的に終わっています。
- 期限がまだ残っている → 「廃止届(はいしとどけ)」という届け出を1枚出します。やり方は下で説明します。
- 聞くだけで、話す(電波を出す)ことはしていなかった(受信のみ) → 手続きは必要ありません。 聞くだけなら、もともと免許がいらないからです。
期限はどこに書いてある?
次のどれかに書かれています。
- 遺品の中の「無線局免許状」(紙の書類)
- 総務省から届く「電波利用料」のお知らせ
どちらも見つからない、書いてある意味がよく分からない、という場合は、お住まいの地域の「総合通信局」に電話で聞くこともできます。コールサイン(「JA1○○○」のような英数字の呼び名)が分かると、話が早く進みます。
もちろん、私たちにご相談いただいても大丈夫です。
期限が残っていた場合の手続き
亡くなられた方の分は、ご家族が代わりに届け出ます。 難しいものではありません。
用意するもの
「免許人死亡の場合の無線局廃止届」という用紙です。総務省や各地の総合通信局のホームページから印刷できます。
書くこと
- 亡くなられた日
- 届け出る方(ご家族)の住所・名前・続柄
- 免許番号とコールサイン(免許状に書いてあります)
出し方
書いた用紙を、お住まいの地域の総合通信局へ郵便で送ります。宅配便ではなく、郵便で送ってください。
紙の免許状は、返さなくて大丈夫です
以前は、免許状を国に返す決まりがありました。いまは返さなくてよくなっています。
手元に残った免許状は、そのまま処分していただいてかまいません。思い出として残したい場合は、赤ペンで大きくバツ印を付けておけば安心です。
「アマチュア無線技士」の免許証は、別のものです
遺品の中に、写真付きの「無線従事者免許証」が入っていることもあります。これは「無線を扱える資格」の証明で、ここまでお話しした「無線局の免許」とは別のものです。期限の確認や廃止届が必要なのは、「無線局の免許」のほうです。
アンテナは、ご自身で降ろさないでください
免許が終わったあとは、本来アンテナを片付けることになっています。
ただ、屋根の上や鉄塔(タワー)に付いたアンテナを降ろすのは、とても危険です。ご家族が無理に作業する必要はありません。 私たちは、アンテナやタワーも付いたままの状態でご相談を受けています。撤去についても、あわせてお気軽にご相談ください。
残った無線機は、どうすればいい?
無線機やマイク、電源などの機械は、急いで決めなくても大丈夫です。選び方は大きく三つあります。
- 思い出として残す:大切にされていた機械を、そのまま飾っておく方もいらっしゃいます。
- 無線仲間の方に譲る:生前に交流のあった方に使っていただけたら、故人も喜ばれるかもしれません。
- 売る:使う方が見つからないときや、量が多くて置き場所に困るときの方法です。
処分する前に、捨てないでほしいもの
売る・譲るかもしれない場合は、次のものも一緒に残しておいてください。
- 説明書や元の箱
- マイク、電源コードなどの付属品
- 何に使うか分からない小さな部品や機械
「動くかどうか分からない」「古すぎて価値がなさそう」というものでも、まずは捨てずにご相談ください。古い真空管の無線機や、名前の分からない測定器でも大丈夫です。
写真を1枚送っていただくだけで大丈夫です
機械の名前が分からなくても、心配いりません。無線機が置いてあるお部屋の写真を1枚送っていただければ、こちらで機種を調べて、おおよその金額をお伝えします。
長戸無線では、ご自宅に伺う出張買取と、宅配便で送っていただく宅配買取で、全国からご相談を承っています。
「手続きがまだ済んでいない」「何を残すか決めていない」という段階でも、まったくかまいません。公式LINEは24時間、お電話は夜22時まで年中無休で受け付けています。片付けの合間にでも、お気軽にお声がけください。

